ゴロンスキーは主婦のマサコさんやいたずらっ子のユー君たちの家の飼い猫です｡なんでそんなすごい名がついているかというと祖先にはロシヤ皇帝に仕えたネコがいたとか、そんな家系の証拠の紋章がゴロンスキーの喉の中にあるというわけ。とにかく誇り高い猫ですが､猫は猫なので、昼でも夜でもフラフラと出歩いたり、家の中の特等席で雨だれの音を聞きながら昼寝したり全く自由気ままな生活を送っています｡

　詩人の木坂涼さんの原稿が毎月送られてくると猫態勢に入ります｡
ゴロンは尾の太い、顔は鳥のフクロウに似たまるまるしたイメージなのですが、わりあいチョコマカと活動的なのでその月の話題によって描いてゆく中にだんだんスリムになって、十二ヶ月の連載が終わる頃にはにんさうが最初の号と変ってしまいさうで心配しています｡

2002年5月13日