旧電業会館緞帳、修復プロジェクト

 第9回

2024年夏・後編  吊り上げ展示

おおかたの修復を終え、作品として生まれ変わった緞帳。
展示方法をシュミレーションするために、体育館で吊り上げてみる。


体育館を利用し、展示方法をシュミレーションする。


緞帳の裏に木枠を取りつける。


取りつけた木枠に吊り上げるためのロープを固定する。


手動式のチェーンジャッキを使って1枚づつ吊り上げる。


高さを調整。


繋ぎ合わせ部分を修正する


3枚すべて吊り上げてピッタリと合わせると1枚の大きな緞帳が再現された。


多くの人の知恵と尽力で修復され、作品として生まれ変わった緞帳を
柚木本人は見ることが叶わなかったが、
作品名のなかったこの緞帳に、
柚木は世の中を明るく蹴っ飛ばすような名前をつけたいと希望し、
「とどろき」 と名付けていた。

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